会社の業務上、PCは欠かせません。そこで会社からはノートPCが供与されているわけですが、会社の所有物なので固定資産というやっかいな存在です。固定資産となると法律で決められた償却期間というものがあって、そうそう簡単に新しいPCにはしてくれません。またIT部門というこれまたやっかいな存在がいて、認定された機種、認定されたOSバージョン、認定されたアプリでないと業務に使用してはならないことになっています。そのため世の中の最先端には大きく後れを取ったシステムが供与されたりします。
私がつい先日まで使用していたPCは、LenovoのThinkpad X60 (CoreDuo 1.8GHz)で、4年間使用しました。当時は2コアCPUの最初の頃で、まだ本体にはIBMのロゴが輝いていました。4年も使いWindowsXPシステムもアップデートを繰り返して重い重いシステムとなっていました。
先月のことですがやっと新しいPCにしてくれることになり、やって来たのは先代モデルとはいえ春先までは最先端であったLenovo X201です。CPUもCore i5となり、2コア4スレッド、ターボブーストがバリバリ効いてくれるやつです。微妙にコストをけちられて、520Mというやつ(標準2.4GHz,最大2.9GHz)ではありましたが(苦笑)
しかもOSが未だにWindowsXP(SP3)ってことには笑うしかない・・・。IT部門の話ではあと2ヶ月くらいでWindows7に入れ替えてくれるらしいけど・・・。とはいっても一気に4年間ジャンプして最新モデルになったので、悪名高きWindowsXPも見違えるように速く動作します。4スレッドの効果と、やっぱりターボブースト結構効いてます。
処理能力が相当上がってストレスがなくなったので、ちょっとXPに細工をしてみることにしました。いじった場所はいろいろあるんですが、今日はWindowsで使用されているシステムフォントを、Vista/7風のメイリオフォントに変更したお話です。単に面白がっているだけではなく、フォント規格(JIS)の改訂版に合わせたアップデート、そしてなによりWindowsXPの標準フォント(MS Goothic UI)よりもはるかに見やすくなる実益を兼ねています。
この作業はすべてマイクロソフトのお墨付きです。なぜならマイクロソフトから正式にWindowsXPへのメイリオフォント・サポートが行われているからです。
あとはアプリケーション側で標準フォントを選べるのであればメイリオを選択してあげることにより、さらにWindows7のようなクッキリスッキリした画面でWindowsXPを操作できるようになります。たとえば:
これらの変更はシステムに影響を与えることがなくマイクロソフト公認でもあるので安心して操作することが出来ます。PCが新しくなったことと相まって、すっかり気分が良くなりました。さらに、この作業でWindowsXPのシステムフォントがJIS90という古いタイプからJIS2004という新しい規格へ変更されますので、Windows Vista/7などから文書などを持ってくるときにも文字化けなどの可能性がなくなります。
※ところで、「メイリオ」というのは面白い名前のフォントなんだな~ってVistaのころから思ってはいたのですが、なぁんとその語源は「明瞭:メイリョウ」からきているんですってね~知らなかった。
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