Radio and Audioの項目でもレビューページを設けているのですが、私的にはこのQuiet Comfort15がお気に入りです。
とにかくジャンルを問わず再生音のバランスが良く音像の定位もいいし、音の粒立ち(解像度)も秀でています。特に外出時に使用したとき、環境音を必要以上にカットせず安全第一というのも嬉しいです。それでいて家の中専用のヘッドフォンに比べても決して引けをとりません。新品からすぐ使用しているのでエイジング(馴らし)をしていないので時間はかかりましたが、1年程度使用しているとさらに音質が良くなるのも特筆です。
これはBOSEだけの問題ではなく他社でもよくあることですが、イヤーパッドの人工皮革部分がイマイチの耐久性であることが玉に瑕といったところ。しかもイヤーパッドだけなら自分で交換できますが、頭の部分にあたるヘッドパッドも同じようにボロボロになるのです。こうなってしまうと自分では交換できません。
そこでメーカーさんに修理を依頼しようと電話をかけますが、このヘッドパッドはメーカーさんでも修理ができない構造なんだとか。それでどうなるかというと修理大相当の金額を払って新品交換となります。我が家のQC15は一回有償交換していますので今回で二度目。さらにその前に古いQuiet Comfort2も同様の状態になってしまったので、交換は2台いっぺんにすることになりました。
これがモデルによって交換してもらえるモデルも金額も異なるようです。
QC2は、17,000円強を支払って最新のQC25になります。
QC15は、11,000円強を支払い、新品のQC15になります。
もし修理可能であればもっと低コストでできそうですし、なによりすでにエイジングが済んでいて手放したくないほどいい音を奏でてくれているのに、最初からエイジングをやり直しというのも残念至極ではありますが、全くの新品に戻る(それもリファービッシュ品ではない)ので他の部分に故障が出る可能性も低くなるのでまあ良しとしましょう。なにせ最新のQC25を普通に購入しても安くて36,000円くらいもするのだから、新品のQC25とQC15の二台持ちになるので何だか幸せな気分もします。
QC25はノイズキャンセレーションの性能も上がっているようなので是非使用してみたいです。QC15と聴き比べをするのも楽しみかも知れません。
考えてみれば、AppleのiPhoneやiPad, iPodなども修理すると交換になります(ただこちらはリファービッシュ品)。下手に大規模な修理センターを組織に持ったり修理部品の在庫を抱えるよりこちらの方がコストメリットがあるのでしょう。故障率が低ければ低いほど交換方式のほうがメリットが大きいし、新品交換と言われたらユーザも歓迎するでしょう。
でも長期使用でのパッド破損は誰にでもあると思うのですべて交換対応していたら結構コストがかかるのではないでしょうか。
というわけで、これからパッキングして送らなきゃ。