「自分はソニーフリークだ」なんて言っておきながらそれを否定してしまうようなことを告白しなければなりません、ハイ。でも確かに私は今でもソニーは一番好きなメーカーではあります。テレビ、ビデオ録画機、カムコーダー、録音機の数々、ラジオ、マイクなどについては今でも出来る限りソニーの製品から購入しています。
でも、他のメーカーも同じですが昨今のSONYの品質は明らかに昔より落ちています。それはMade in Japanでなくなってしまったことにも原因の一つはあると思います。加えて機構部品(メカ部品)が少なくなりマイコンとソフトで処理する部分が増えるにつれ、全体的な造り込みの甘さをソフトでカバーしようという考えが全体の品質低下につながっていると思いますし、なにより"グローバル化"の悪影響があることは間違いありません。日本人がグローバル化の圧力に屈した瞬間から低品質横並び状態になってしまったと今でもそう思っています。
国産メーカー他社についても同じことが言えますが、一方で海外メーカーの一部にはグローバル化の波にさらされながらもしっかりとポリシーを貫き安易に途上国生産をせず従来通りの自前生産を続け輝いているメーカーもいます。それらのメーカーは昔と変わることなくそのブランドと製品は輝き続けています。もちろん国産メーカーと同じようにグローバル化の波にさらされ没落していった大手メーカーもたくさんあるのもまた事実ですが。
そういうわけで、昔のようなSONY熱病状態から少し冷めていまして、一義的にSONY製品を買い求めるのではなく、もし納得する製品がSONYのラインアップになければそれを他社製品に求めることはまったく抵抗がなくなってきました。
もちろん別項でも述べていますが他社製品もまた1980年から1990年代にかけて登場してきたコストをふんだんにかけた製品達のなかには今も輝く製品が多く存在していると思います。これからもそうした製品達に注目していきたいと思っています。