My SONY Audio

SONYが先端技術に磨きをかけ、新しいメディア・フォーマット競争へ常に挑んでいたころ

昭和40年代前半までのSONYは、テープレコーダーのメーカーであり、トランジスタのソニーっていうイメージでした。それからラジオのソニーとなり、カラーテレビのソニーになっていきました。ビデオのベータマックスで頑張る頃には盛んに技術力、先進性を主張するようになり、何でもかんでも特許はウチが持ってますという広告を出して他のメーカーから文句が出たこともあります。

 

そんな中でも、特に規格モノに関しては特に力を入れていたような気がします。オーディオに関しての特許技術において最も有名なのは、オランダ・フィリップス社が特許を持つ、コンパクトカセット・テープ規格だと思います。またテープノイズ低減のための米国ドルビー社の特許も有名でしょう。これらは特許というよりむしろ規格という意味で世界中に普及したことでも知られています。

 

SONYで規格提唱して普及した技術もいろいろありますが、

 

○Uマチック・フォーマット・ビデオカセット規格

○ベータ・フォーマット・ビデオカセット規格

○EL(エル)カセット規格(オーディオテープ)は、松下電器、TEACとの共同

○8ミリビデオ・フォーマット・ビデオカセット規格

○PCM録音規格(14ビットEIAJ、16ビット拡張規格)

○CD(コンパクト・ディスク)規格はフィリップス社との共同

○DV(デジタルビデオ)規格

○DAT(デジタル・オーディオ・テープ)規格(RDAT, DAT懇談会共同) 

○MD(ミニディスク)規格

 

これらの規格には対抗する規格も現れたり普及前に先進技術が現れることで頓挫してしまったものもあります。こうした規格競争に振り回された方も多いのではないでしょうか。私もその一人です(苦笑)

 

ただやはりSONYは録音・録画・光学ディスクプレイヤーなどのメディア関連機器に関しての技術リーダーシップという点で定評があったと思いますし、私もラジオ以外となるとこうしたメディア録音再生機器として購入を考えるときにはSONY製品を第一に考えました。

 

さらに、最近私は業務用機器を視野に置くことが増えつつあります。その理由はいろいろあるのですが、平衡入出力端子が備わっていたり、ラックマウントができたり、編集機能に優れていたりします。家庭用の装置のほうが音質が良いかも知れませんが、近所のことを気にしなくてはならない住環境では細かいことを言っても意味がないと諦めるようになりました(苦笑)でも今でもカタログスペックを見ると胸躍るんですよね(笑)

 

さてこの項目では、所有している(または所有したことのある)SONYオーディオを取り上げます。ラジオは別項でご紹介していますのでそちらをご覧ください。オーディオと言ってもHi-Fiオーディオ・コンポーネントもあればウォークマンまであってごちゃ混ぜにしていますが、お許しください。また他社のオーディオ機器は別の項目で取り上げていますので、そちらをご覧ください。

 

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