Motor Show 2009

東京モーターショウ @幕張メッセ

Tokyo Motor Show 2009
Tokyo Motor Show 2009

リーマン・ショックによる世界経済の著しい後退は、各種のイベントに大きな影響を与え続けています。2010年春の時点で、経済指標的にははやっと底からの脱却を告げているようですが、実感としてはまだまだ。2009年に開催された東京モーターショウはその局面を最もよく表していたと思います。

 

まず、モーターショウそのものの規模が一気に縮小してしまったことです。もともと会場としてはあの巨大な幕張メッセすべてを使い尽くすほどだったのですが、今回はメーンの会場の半分程度しかなく、しかも会期も半分。外国車のメーカーは皆無に近い状態での開催でした。

 

実際に行ってみると、本当に規模は小さかったです。それなりに来場者はいましたが、会場自体が小さいので見合った来場者数しかいなかったのではないかと思います。そしてコンパニオンさんも本当に少なかったです。普段でしたらクルマの横には必ずコンパニオンさんが華を添える形でいたものですが、国産車のメーンのコンセプトカーにすらほとんど見かけない状態でした。むしろ大手ではなく中小のメーカーのブースに見かける感じでした。

 

そんな中で恵美さんは、データシステム(Data System)社のブースでイベントコンパニオンしてました。この会社は最近急激に成長しているアフターマーケットの電装品メーカーで、一部ではカーナビ大手電機メーカーなどとのコラボも実現しています。

 

面白い発見がありました。恵美さんのコスチュームの色についてです。本当の色は明るい青なのですが、ブラウザやモニタ・液晶ディスプレイの色再現性が正しくないと、場合によってはマゼンタ系に転んで見えることがあるのです。私も最初は正しく表示されず、環境の再調整にだいぶ苦労しました。

 

もし皆さんの環境で恵美さんのコスチュームが青ではなく紫系統の色に見えるようでしたら、皆さんは正しい色にパソコンが調整されていないということになります。ちょっとしたカラーテストかも?

 

もしWindows PCでそう見えたら、試しにブラウザをAppleのSafariなどインターネット・エクスプローラ(以下IE)以外にしてもう一度見てください。それでも正しくなければ、ひょっとしてモニタのカラープロファイルを作り直さなければならないかもです。とくにWindows XPなど、Vista/Win7を除くWindows系OSではカラーマネジメントが施されていませんので、それをIEと併せて使うと恵美さんのコスチュームの色は青には見えないと思います。Windows Vista以降なら、少なくともsRGBに忠実に合わせるようにしているようですが、ブラウザがIEですと十分ではありません(IE9ではこの問題は解消しているようです)。これが不思議なのですがWindows XPプラットホームであってもブラウザをSafariに変えるだけで、あらあら不思議、ちゃんと元の色が再現されます。

 

一番正しく色を再現するのはAppleのMacだそうです。何でもMac OSは色の管理をOSレベルから一元化しているので正しく表現されるそうな。とはいっても液晶モニターは使用していくウチにうちにバックライト光源などを含め劣化により色は変化していくものなので、ほんとうは時々キャリブレーション(校正)を行うべきなんだそうです。

 

私はこうした写真を扱っている関係で、校正器を持っていまして定期的に色の基準を合わせています。

 

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撮影機材: Canon EOS Kiss X3: EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USM

※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
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